よく、人は何時間眠らなくても平気かという実験が行われます。一番長い記録では、11日間眠らなかったという記録がありますが、普通の人なら3日間が限界です。無理して起きようとしていると、手足が震えたり幻覚が見えるようになります。大抵は眠くなったら眠るのですが、、現代人は必ずしも休みたいときに休めるわけではありません。眠気・頭痛・いびき・夜に眠れなくなるなどたくさんの症状がありますが、これらの症状が長く続くと、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなどの病気を発症することもあります。
一時的な不眠と慢性的な不眠
精神生理性不眠(神経質性不眠)
精神生理性不眠(神経質性不眠)とは、夜更かしをしたとか不眠症になる原因がないのに、睡眠にこだわりすぎて不眠症になることをいいます。過去に睡眠不足になったことが原因で睡眠に対して強いこだわりを持つことが考えられます。この不眠症は一時的な不眠症とされ、睡眠の正しい知識を持ち、緊張をほぐすことで眠れることが多いです。
睡眠障害
慢性的に睡眠不足が続くと、不眠症・ナルコレプシー・睡眠時無呼吸症候群など睡眠障害が表れます。睡眠障害になると、自分ではなかなか治そうと思っても治せないこともあります。仕事量の低下や思わぬミスにもつながるので、治療が必要です。治療は精神科・神経科・心療内科などで行います。

